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複式電鍵自作の楽しみと試行錯誤




複式電鍵はシンプルが故に奥深いものがありますね。
毎回新しい思い付きや改良すべき点が出て参ります。
又DIY店で部品調達時に思い掛けないパーツを発見
することもあります。複式電鍵の自作は正にエンド
レスで終わりがありませんね。熱中のあまり夜更か
しすることも多々ありました。思考錯誤の中でまず
まずのものが出来ましたので皆様にご紹介と私の
複式電鍵への想いや拘りをお伝え致します


先ずは10台程試作した複式電鍵最終バージョンの写真です




★★思考錯誤の自作複式電鍵のご紹介★★


(自作複式電鍵について)

いつもお世話になっているOMからアトバイスを頂き、初めて複式電鍵の

自作をしました。当初は気軽な気持ちで最寄りのホームセンターから

適当なパーツを購入し組み立ててみました。構造的には鋸刃の代わりに

ステンレス金尺(後に焼入れ鋼材に変更)使ったシンプル複式電鍵です。

製作直後はそこそこに符号が打てて違和感なく使用しておりましたが、

複式電鍵ならではの課題も見えてきました。

CW符号でよく話題になる「ねばり」ですね。

複式電鍵においてはこのねばりに直接影響をもたらすものとして

親指と人差し指の間隔と接点間隔が重要となります。指の間隔は動作的

なものですので人によりますが、接点間隔は構造的なものとなります。

今回この接点間隔に着目して、その間隔幅を自由に更には無段階に

調整出来る複式電鍵の自作に熱中する事となりました。試行錯誤を重ね

10台ほどの複式電鍵の自作となりましたがコンセプトや想いや願いを

以下に纏めてみました。



・パーツ等は全てホームセンター等で入手可能な物とする。

・費用は極力安価としシンプルを旨とする。

・素材を吟味し鋸刃やステンレス金尺は使用せず焼入れ鋼材とした。

・バネはねじれやゆがみの不安定があり白の貫通型プラネジとした。

・接点の接触面に拘り5Mネジの頭部を接点側としたこと。

・接点間隔は工具を必要とせず指で簡単に調整出来るものとした。

・使用時の安定を考慮し白木台座の下に鉄板を両面テープ固定した。

・必要にして十分な最小限のサイズとしたこと。

・自作品とは言え見栄えも大事にして色にも拘ったこと(白で統一)





何台作っても潜在的な課題や新たなテーマが出現するものですね。

当初は軽い気持ちでの製作でしたが自作複式電鍵の奥深さを感じます。

鋸刃タイプ複式電鍵の宿命と思いますが、素材のブレと振動による

不用意な接点接触があります。素材のブレは材質、一端の固定部分か

ら接点部までの長さ、接点部分からパドル(レバー)までの長さの相互

関係にあるようです。ブレを極力抑え不要電波発射防止に努めます。



自作を楽しみながら自作の電鍵によるCW交信は楽しいものですね。

自作を重ねる都度「世界に一台の自作電鍵」の気持ちが深まります。

最近は交信時のリグの紹介でキーの紹介も必ずしております。

相手によってはキーの話題で盛り上がることも多々ありますね。



接点間隔無段階調整型複式電鍵の動画のご紹介

(2023.10.27 記 JA7BWV)







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