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(記2024.2.12)



自作複式電鍵における動作の確実性・安定性



先ずもって写真の2台のキーをご覧ください




NO1 ★★★自作複式電鍵における動作の確実性・安定性★★★


両方とも私の自作した複式電鍵です。

この自作複式電鍵のコンセプトは接点間隔をドライバーやラジオペンチ等の工具を要せず

簡単に自由に(微)調整出来ることを目的としました。



特徴としては左のバネ式電鍵は左右の白いつまみを回せば直ぐに接点間隔を調整出来ます

また右側の電鍵はギザギザネジを一旦緩めて好みの接点間隔にしてからギザギザネジをロックします。



この度私のホームページをご覧になったJA3KAB島津OMよりキーの確実性・安定性についてご質問を頂きました。

写真の2台の電鍵には接点用のM5ボルトについて決定的な相違があります。左のバネ式はU字型接点土台に対

してM5ボルトは導通がありません。その為バネと大きめのワッシャーで導通の確保をしております。

一方右側のキーは2個のL字型接点土台に対してM5ボルトは導通があります。導通確保の為にL型金具に

M5ネジのタップを切っております。



バネ式のキーでは頻度は極まれにですがM5ボルトへの導通不良による符号の乱れが何回かありました。

その都度バネ部分を触って直ぐに回復しますがやはり送出符号の確実性・安定性には不安が残りますね。



そんな訳で私は送出符号の確実性・安全性を優先して現在は写真右側のキーを使用しております。

QSO中によくキーの調子が悪くなったり、バグキー等の調整をしたり、接点幅の調整をしたりする局が

時折いますね。アマチュアですので必要以上の厳格さは不要とは思いますが国から免許を受け公共の電波を

使用しての交信ではキーの確実性・安定性は大事なことだと思います。



複式電鍵の自作は日々改良改善の連続でなかなか満足のいくものは難しいですね。

これからもアイディアや思い付きを大事に複式電鍵の自作を楽しんで行きたいと思います。



前出のJA3KAB島津OMからは「自作に完成は無い」とのお言葉を頂きました。正に名言ですね。

(記 2024.2.12)


尚、島津OMは「パドルの動作の確実性向上について」と題して接点の重要性について述べられております。

リンクはこちらから
島津OMの「パドルの動作の確実性向上について」・・・
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