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(記2019.1.6~2021.7.3)
斜め打ち&回転式 複式電鍵のページ


斜め打ち複式電鍵の動画はこちらから

斜め打ち複式電鍵と回転式複式電鍵の仲間達

斜め打ち複式電鍵と回転式複式電鍵の
仲間が増えてます。


シンプルで自作が楽しめ完全手送り符号のこの2つの電鍵はオペレーターの技量がそのま
ま符号に表れとても奥深いですね。個性や想いが直接符号に反映するような気がします。
エレキーやエレバグやバグキーと違い、短点、長点、スペースを全て自分で送出するこの2
つの電鍵は使えば使う程味わいを感じます。半面、ミスや不正確さや未熟さがそのまま符号
に表れますので、私はいつも相手が取りやすい符号、聞きやすい符号を意識して愛用してい
ます。今年(2021年)で3年目になりますが、末永く愛用していきたいと思っております。
もう身体の一部のような感じです。


私のログからは、この2つの電鍵をご愛用の方、興味を持たれてる方
自作された方、質問を受けた方、等々数十名に及びます。
全国各地にに愛用者が増えることは嬉しいことですね。




斜め打ち複式電鍵と回転式複式電鍵の文献のご紹介

JA0PX 斉藤OMが斜め打ち複式電鍵と回転式複式電鍵の考案者であることは皆様ご存じの通りです
発表は斜め打ち複式電鍵が2019年3月号CQ誌に、回転式複式電鍵は2016年12月号CQ誌に掲載されています。
斉藤OMはその後も接点にリードスイッチの使用や磁石の活用等、改善・改良に熱心に取り組まれてます。
OMの熱意や努力には何時も感心し尊敬の念を禁じえません。今後もご指導を賜りたいものです



NO17 ★★★★  マイクロスイッチ式 斜め打ち複式電鍵   ★★★★



マイクロスイツチを利用した斜め打ち複式電鍵についての私感です。


今、私のシャックには3台の手作り電鍵が置かれています。1台の回転式複式電鍵と2台の斜め打ち複式電鍵です。

斜め打ち複式電鍵は約2年間、回転式複式電鍵は約1年間愛用致しました。どちらの電鍵ももう私の身体の一部のようです。


2台ある斜め打ち複式電鍵の違いですが、一方は写真右のように接点が直で接点が接触すれば直ちに符号となります。

他方写真左はマイクロスイッチが接点です。マイクロスイッチの飛び出しているポッチが押されて内部の接点が

オンとなります。この2つの斜め打ち複式電鍵の違いは接点オンがワンアクションなのか、またはマイクロスイッチの

ポッチに一旦接触し更に押し込んで内部の接点がオンになるツーアクションなのかが大きな違いです。


このマイクロスイッチ式を実戦で使ってみましたが自分では違和感無く使えました。但し交信相手からたまに短点抜け

があると指摘されました。マイクロスイッチのポッチに接触したところで次の符号に進んでしまい一押しが足りなかった

為の短点抜けと思われます。しかしこれも慣れの問題で今はあまり短点抜けも殆ど無くなりました。ローカルとの交信

でハイスピードになると短点抜けが多くなります。(hi)


このマイクロスイッチ式斜め打ち複式電鍵は、確実に丁寧にやや強めに打つ事がポイントのようです。慌て者の私には

何時も正確な符号丁寧な符号を注意喚起してくれる電鍵でもあります。(hi)


その他のメリツトは接点不良が皆無で符号のかすれが無い事です。以前のマイクロスイッチを利用しない単純接点の

回転式と斜め打ち電鍵は定期的に接点を磨いておりました。


今回感じたことはどんな電鍵でも慣れが大事だということですね。これから更に使い込んでいきたいと思っています。




この度のマイクロスイッチ式斜め打ち複式電鍵については考案者のJA0PX斉藤OMよりマイクロスイッチのパーツを沢山

お送り頂きご指導を頂きました。また製作についてはローカルのJE0AWP/7小林OMにお願いしてプレゼントして頂きました。


私は使用のみで恐縮です。改めて両OMに感謝申し上げる次第です。
(記2021.7.3)




NO16 ★★★★  斜め打ち複式電鍵 2題  ★★★★



斜め打ち複式電鍵 2題 (手前がマイクロスイッチ利用、真ん中がリードスイツチ利用の斜め打ち複式電鍵)


今回いつもお世話になっている斜め打ち複式電鍵の考案者であるJA0PX斉藤OMより2題の斜め打ち

複式電鍵の試作品と自作用のパーツをお送り頂いた。1点はマイクロスイッチを利用したものです。

もう1点はリードスイッチを利用したもので、両方とも斜め打ち複式電鍵です。両方のパーツをた

くさん頂いたので各々10台近く自作出来そうです。

私は自作があまり得手ではないので、ローカルの自作電鍵の経験豊富なOMにお願いする予定です。


2題の斜め打ち複式電鍵を実際のQSOに使用してみましたので初感を載せたいと思います。

私は2019年から2020年まで約2年間斜め打ち複式電鍵一本槍でQSOしてきました。

斜め打ち複式電鍵はもう身体の一部のようです。hi


<マイクロスイッチ利用の斜め打ち複式電鍵>

この電鍵は左右に1個ずつマイクロスイッチが取り付けられています。そしてこの電鍵のオンオフは

当然にマイクロスイッチ内部の接点がキーとしての接点になります。極端な表現ですがマイクロスイ

ッチの突起に接触しただけでは当然にオンにはなりません。突起部に接触して更に押し込んで初めて

マイクロスイッチ内部の接点が導通してオンとなり符号が出ます。マイクロスイッチの構造上当たり

前の表現ですが、このほんの僅かの「更に押し込んで」の感触がキーイングに大きく影響します。

単純接点の斜め打ち複式電鍵に慣れてしまった私には当初違和感が大きかったです。

初めの頃はマイクロスイッチの突起部には触れるもののこの「更に押し込んで」が弱くて長短点抜け

の符号を乱発してしまいました。しかしそれも直ぐに慣れました。ローカルとの長時間の和文QSOでも

支障なく使えました。

気が付いたことはキーイングの動作が大きくなった気がします。

<リードスイッチ利用の斜め打ち複式電鍵>

説明するまでもなくリードスイッチは(磁石の)磁気を感知してスイッチオンになるパーツです。当然に

磁気を感じなくなればスイッチオフになります。このようにリードスイッチに磁石を近づけたり離した

りして符号が生成されます。構造的にはマイクロスイッチの所にリードスイッチが置き換わったイメージです。

両翼に固定された磁石の片を左右の往復運動をさせてリードスイッチに近づけたり戻したりして符号を生成します。

使用して気が付いたことはオンオフの位置がとても微妙だということです。斜め打ち複式電鍵ではニュートラル

の位置がとても大切です。符号を打ち始める前と打ち終わった後は可動部のキーの位置が完全にニュートラルの

位置にあって欲しいのです。この斜め打ち複式電鍵の最大のポイントはニュートラル位置の安定だと思います。

言い方を変えればニュートラル位置への瞬時の戻りが一番求められます。

このリードスイッチ式は物理的接点が無いのでキーイングしていても接点の接触感がありません。スイ

ッチのオンオフ(符号のオンオフ)は親指と人差し指の左右の移動量に依存します。接点の接触感が無い

リードスイッチによるキーイングはマイクロスイッチ式と同様にニュートラル位置の安定が大事で、加えて

微妙なオンオフの感覚が感じ取れるまで苦労しました。

とても微妙な感覚を求められる電鍵だと思いました。


以上。2題の電鍵とも初めは違和感がありましたが慣れれば問題なく実際の交信に使えました。

更に考察を加え工夫した物を目指したいと思います。


斉藤OMにはいつも感謝の気持ちでいっぱいです。
(記2021.4.24)


NO15 ★★★★  回転式電鍵と斜め打ち電鍵の原典と私のキーイング  ★★★★



過日(2021年2月)、JE0AWP/7小林OMより回転式電鍵と斜め打ち電鍵の原典写し(CQ誌バックナンバーのコピー)

をお送り頂いた。考案者のJA0PX斉藤OMが2016年12月号および2019年3月号のCQ誌上で発表されたものである。

私は両方の電鍵を2年間程愛用させて頂いたが、お恥ずかしい事に今まで原典を見ないで使用しておりました。

原典を読みその操作方法が私は自己流である事を実感しました。

これは以前にも書いた事ですが違いの要点は以下の通りです。


*回転式は原典では手首を回す(ドアノブを回すように)とありますが、私は回す意識は全くなくパドル羽の

下部分を左右に往復させてキーイングしております。


*斜め打ち電鍵は原典では写真入りの解説でパドル羽を指先で操作していますが、私は指先ではなく

親指と人差し指の付け根を意識してキーイングしております。

(パドルが垂直金具上にあるか、垂直金具の延長線上にあるかの違いかもしれません)


打ち方は人それぞれだと思います。

そして私は自己流で固まったようですhi

何時も意識してますのは、取りやすい符号、丁寧な符号、きれいな符号です。

これからも末永く愛用していきたいと思っております。

(記2021.2.11)




NO14 ★★★★  回転式複式電鍵の使い心地について  ★★★★




回転式複式電鍵のパドル羽根部分



9ヵ月間使用した回転式複式電鍵について!!

私は多くの種類の電鍵を使ってきました。またどの電鍵も自己流ですがそれなりに使いこなして

きましたが、ふとした事から「斜め打ち複式電鍵」と「回転式複式電鍵」を紹介され、昨年(2019年)

は斜め打ち複式電鍵を1年間使用して、今年は回転式複式電鍵だけを使用しております。まだ9カ月間

の使用ですが使い心地など感じた事を記してみたいと思います。


先ずもって回転式とは言うものの私には打鍵時に回転させて符号を送出する感覚は全くありません。

確かに接点部分は回転運動でオン・オフされてはいますが、パドルの羽根部分の指の操作はあくまでも

左右の往復運動です。これは写真のようにパドルの羽根が下を向いて取り付けられており、親指と

人差し指の接触部分はパドル羽根の最下部の位置だからです。


指の操作はあくまでも普通の複式電鍵のイメージですが、動きの伝達は回転運動として伝えられ

接点のオン・オフとなります。その為この電鍵の高さは高めが適していますね。


この電鍵のテンションは2本のピアノ線の引っ張り具合にかかってます。

短点・長点を打った後に接点がニュートラルに戻る戻り具合がこのピアノ線の張力に影響されて

いるようです。


9か月間使用して感じた事は、この接点の戻り具合です。ある時には接点が左右のどちらかに

寄っており不安定で違和感を感じた事もありました。


ニュートラルポジションが構造的にも動作的にも安定しない感じは使用開始時から感じていた事です。

しかし最終的にはこんなシンプルな構造で費用も掛からず自作が楽しめる回転式複式電鍵は素晴らしい

発想ですね。発案者のJA0PX斎藤氏に感謝しながら愛用しております。


尚、この回転式複式電鍵の使い心地は私の個人的な感想で、打ち方も感じ方も人様々だと思います。

ネット上の動画ではパドル部分にドアノブのようなパーツを取り付け、手首を左右に回しながら操作

している方もおられます。これが本来の使い方なのかもしれませんね。


そして複式特有の符号の ねばり は打ち方次第で大分異なりますね。長点側・短点側の接点ギャップ

と親指と人差し指の間隔でねばり防止に努めています。

最終的には、アマチュアですのでどんな作りでもどんな打ち方でも、綺麗な心地よい符号が送出できれば

それはそれでよいのかなと感じています。
(記2020.9.27)






NO13 ★★★★  自作電鍵の高さと打感について  ★★★★




3台のキーの高さが各々違います



複式電鍵の高さについて!!

私の使用電鍵は斜め打ち複式電鍵2台と回転式複式電鍵1台で都合3台の電鍵が机の上にあります

3台とも頂き物の電鍵です。回転式と斜め打ちの構造の違いはありますが、どちらも複式電鍵に

違いはありません。私の複式電鍵の打鍵のイメージはどちらも基本的に同じです。

3台の電鍵を使用して感じたことがあります。高さが低いのが一番楽に打てるということです。

高さが高くなればなるほど手首を持ち上げて打つ感じになり空中で打っている感じで疲れます

人それぞれ違うとは思いますが私の複式の打ち方について言えば、先ずもって手首の腹を机に

乗せてその時の自然な親指と中指の高さにパドルの2枚羽があるのが一番楽で打ち易いです。

少しでも手首を持ち上げた高い位置にパドルの2枚羽があると打ち辛く疲れます。

メーカー製、自作品を問わず、固いとか柔らかいとかシングルレバーとかダブルレバーとか

構造や打感についての話はよく耳にしますが、電鍵(パドルの羽)の高さについては殆ど耳に

しませんね。私の複式電鍵の打ち方に限って言えば、電鍵の高さはとても大事な要素です。
(記2020.1.25)






NO12 ★★★★  複式電鍵 2刀流  ★★★★




左が回転式複式電鍵、右が2代目斜め打ち複式電鍵



複式電鍵二刀流!!

二刀流と言うと昔の剣豪 宮本武蔵を、そして現代ではロサンゼルス・エンゼルスの

大谷翔平選手を思い浮かべますね! hi

  電信マンにとって電鍵は大切な道具であり、私にとつては身体の一部のような気がします。

私は昨年に斜めうち複式電鍵に出会い、そのシンプルさ、使い易さ、自作のし易さ、コント

ロールのし易さから1年間電鍵は斜め打ち複式電鍵を愛用しました。私は現役で仕事もあり

アクティブではありませんがログを見ますと昨年のCWQSOは約 300 QSOでした。その全ての

交信で斜め打ち複式電鍵を使ったことになります。

(因みに私のQSOはFT8、JT65、RTTYを除き99%CWです)

この電鍵はローカルのJE0AWP/7の小林OMから頂いた物で、その時同時に回転式複式電鍵も頂

いておりました。この回転式複式電鍵は使用することなく保管しておりましたが、今年は積

極的に使っていこうと思います。今年のお正月から使い始めましたが違和感無く使えます。

今年はシャックの机の上には斜め打ちと回転式の2台の複式電鍵を置きたいと思います。

2台の電鍵の使用は、その時の気分でその時の交信の話題で使い分けていきたいと思います。

私が思うには、複式電鍵の基本操作を会得していれば、斜め打ちであれ回転式であれ、その

形態は違っても違和感なく打てるように思います。(慣れの問題だと思います)

今後ともQSO、催しもの、各種イベント、HP等で小林OMと共に皆様に広く紹介していきたいと

思っております。(回転式複式電鍵の打感や操作感は後日改めて)
(記2020.1.17)




NO11 ★★★★ 斜め打ち複式電鍵 新・旧 交代 ★★★★




手前が2019年の1年間愛用した旧のもの、奥が2020年から使用の新型、台座の高さが違います!



斜め打ち複式電鍵は2019年の1月のお正月から使い始めました。

きっかけはローカルのJE0AWP/7 小林OMより斜め打ち複式電鍵を紹介して頂き厚かましく

OMの自作品をプレゼントしてもらったのがきっかけでした。

それから2019年の1年間は、キーはこの斜め打ち複式電鍵だけで運用しました。

もう体の一部になっている感じです。1年間使用していますとキーの接点が接触不良などで

符号に影響がでてまいりました。チェックしましたら接点部分が変質・変色していました。

接点をクリーニングしましたが、この度小林OMから新しい斜め打ち複式電鍵を頂きましたので、

2020年からは新しい物のを使用いたします。



針供養というのはありますが、キー供養は聞かないですね(笑)。1年間愛用いたしました。

2020年は新しい斜め打ち複式電鍵で和文を楽しみたいと思っております。

新しい方は台座の高さが8㎜程以前より高くなっています。かなり違和感を感じますが

慣れの問題かとも思います。しばらく使ってみて斜め打ち複式電鍵の操作感やフィーリング

についてもこれからPRしていきたいと思っております。

2020年も斜め打ち複式電鍵を愛用し、一人でも多くの愛用者が増えることを願いPRして

いきたいと思っております
(記2020.1.17)




NO10 ★★★★ 斜め打ち複式電鍵 その打ち方についての考察 ★★★★






斜め打ち複式電鍵の打ち方について考察してみました。

斜め打ち複式電鍵の作り方や構造については考案者のJA0PX 斉藤OMが発表された以降CQ誌への

掲載や自作された方々がホームページや交信の中で詳細を公開されています。アイディアや工夫を

凝らした自作品をよく目にします。

しかし、斜め打ち複式電鍵の打ち方については殆ど聞きませんね。人それぞれが自分の打ち易い打ち方

で打っていることと思います。

ここで私の打ち方をご紹介したいと思います。但し、打ち方は人によって異なりどれが正解でどれが

誤りということは全くないと思います。ここでは私の場合ということでお話します。



まずもって左の写真が輪ゴムを利用した私の現用の斜め打ち複式電鍵です。

次に真ん中の写真は親指と人差し指の「指先で」操作している写真です。

最後に右の写真は親指と人差し指の「付け根に」操作部を置き打っている写真です。



私は斜め打ち複式電鍵を打つ時にはいつもこの右の写真のようにして打っております。

イメージとしては手全体で操作部を包み込むような感じです。指先でこねるような感じではなく、

手の内側に抱え込み手の平全体で符号を送出するイメージです。指先の左右の往復運動ではなく、

手首から先で、手全体の左右の往復運動ではなく、左右の半円弧運動で符号を送出してるイメージです。

この感じは文章ではなかなか上手く表現出来ませんね。hi



何れにしましても打ち方は人それぞれですね。自分の一番打ち易い方法でよいと思います。

要するに聞きやすい、取りやすい、きれいな符号が送出されれば、それでいいですね。

縦振り電鍵の型にはまった厳格な正当打鍵法等は私はどうも苦手です。楽に楽に打ってます。hi 




私は電信について思うことがあります。今の時代多種多様な通信モードが出現しパソコンとの融合で

以前は高度なデータ・文字・画像・動画通信が誰でも手軽に楽しめる時代になりました。

そんな中にあって電信愛好者が減少し特に和文愛好者は少数派となり更に高齢者が多くなって

きました。今のパソコン利用のJT65やFT8等のデジタルモードは通信ではあっても交信では

ないような気がするのです。パソコン画面を眺めながらあたかもロボツトと交信しているような

感覚になることがあります。一方和文電信は搬送波の断続だけの最も基本的な通信モードだと

思うのですが非効率的ではあってもお互いの会話がお互いの気持ちが通じ合える交信だと思う

のです。私自身はCWは勿論の事パソコンを活用したRTTY、JT65、FT8等も運用しており、

その両方を楽しめるのはとても良い時代なんだと思う次第です。
(記2019.4.26)




NO9 ★★★★ 斜め打ち複式電鍵 その後の考察 ( 輪ゴムの利用 ) ★★★★




斜め打ち複式電鍵と輪ゴム


私はローカルのJE0AWP/7 小林OMが自作された斜め打ち複式電鍵をプレゼントして頂き、

今年(平成31年)から愛用しています。とてもシンプルな構造で打ち易く、また符号のアクセントやコントロール

もやり易く、とても気に入って自分のホームページで紹介したり、交信で各地の和文仲間にPRをしています。

とても使い易いこの斜め打ち複式電鍵ですが3ヶ月程使用して気になったことがあります。

構造的には軸になるL型アルミ板の上に絶縁された逆V型の可動部接点が乗っかっている状態ですが、符号と符号の間では

完全にバランスが取れて両接点の中間でニュートラルの状態になるべきです。しかしながら使用中はバランスが崩れどちらかの

接点に寄った状態になります。寄ってるだけならまだしも、微かに接点に接触してしまい結果として誤符号の送出となることが交信中

に何度かありました。その都度電鍵上部の結束部を手で調整しておりましたが、何か良い方法はないかと日頃から思案しておりました。

そんな折思い付いたのが何のことはない輪ゴムです。全体に輪ゴムを掛けるのではなく、片側づつ輪ゴムを掛けました。

輪ゴムを掛ける位置を調整しながら両方の張力が同じになるように掛けるのがポイントです。お陰で誤符号の送出が激減しました。

こんなチョットしたアイディアで使い易くなるのも自作電鍵の楽しみですね。

輪ゴム利用の感想はまた後日に・・・
(記2019.4.7)



NO8 ★★★★ 斜め打ち複式電鍵(マイクロスイッチ利用)の詳細 ★★★★


JA7OXI 安彦OM 自作の斜め打ち複式電鍵(マイクロスイッチ利用)の詳細 



斜め打ち複式電鍵(マイクロスイッチ利用)の詳細


私のお気に入りの斜め打ち複式電鍵が少しずつではありますが、作成者・利用者が増えているのは

嬉しい事です。私も交信の中でこの斜め打ち複式電鍵を努めてPRしております。

さて、この度早速マイクロスイッチを利用して自作されたJA7OXI安彦OMから自作の様子や作り方の

詳細写真をご提供頂きました。作りがシンプルではありますがより詳しくご覧頂けると思います。

マイクロスイッチのセッティングが心憎いですね。Hi


尚、安彦OMはこの「斜め打ち複式電鍵」を"弥次郎兵衛"の愛称で呼ばれております。

形といい、動作といい、正に弥次郎兵衛ですね。

(記2019.1.28)









NO7 ★★★★「斜め打ち複式電鍵」の仲間が増えてます ★★★★


JA7OXI 安彦OMの自作電鍵 



斜め打ち複式電鍵の仲間が増えてます!!

私はこの斜め打ち複式電鍵の使い良さを交信の中でよく紹介しております。私にご自分の自作品を

プレゼントしてくれたJE0AWP/7小林OMのお話では、興味は示すものの実際に自作して使用している

人は少ないということでしたが、この度JA7OXI安彦OMが早速自作され、斜め打ち複式電鍵でオンエ

アされるそうです。斜め打ち複式電鍵の仲間が増えるのは嬉しい事ですね。


そしてその自作も工夫とアレンジがされているようです。

JA7OXI安彦OMは接点にマイクロスイッチを使用されました。確かに私も斜め打ち複式電鍵では交信

中に接点の接触不良で短点抜けが何度かありました。

また、透明プラスチックの定規を使った複式電鍵は各部の長さが正確に再現できますね。


ご紹介して早速自作される安彦OMの実行力には感心致しました。

(記2019.1.27) 









NO6 ★★★★「斜め打ち複式電鍵」の打感 ★★★★




斜め打ち複式電鍵の打感について

今年のお正月から斜め打ち複式電鍵を使い始めた。最初に見た時はあまりにも簡単でシンプルな造りに

こんな物で!!という軽い気持ちで眺めておりました。従来から複式電鍵として使用しているハイモンド

の「MK701」やバグキーとして愛用しているバイブロやメーカー製の造りと比べるとその差はあまりにも

大きいです。しかし思ったのは、造りの複雑さや構造とキーの打感は別物だと。この斜め打ち複式電鍵

は私にとって理屈なしに、感覚的に、直感的で、癖が無く、とても打ち易いです。


この簡単構造の斜め打ち複式電鍵をじっくり眺めながら、何故打ち易いのかを考えてみました。

一番に思うのは符号発生の接点部分が自分のコントロール範囲の真ん中にあるということです。

抽象的な言い方ですが、普通のキーは操作部分があり、少し離れた場所に支点の軸があり、更に離れた

場所に可動する接点があり、感覚的には自分の手指のコントロールが接点に伝えられ符号が発生するものです。

しかしこの斜め打ち複式電鍵はこれらの各部が全て一軸に集約されています。自分のコントロールが伝

わることなく、直で接点に作用して符号となります。この自分のコントロールが直で符号になる構造が

打ち易い一番の理由ではないかと思います。別の言い方をすればコントロールがそのまま符号に表れる

ということで、上手い人は上手いなりに、下手な人は下手なりの符号が出てきますね。当然のことながら、

この斜め打ち複式電鍵は本来の複式電鍵が打てない人には無理だと思いました。

尚、複式電鍵でよく言われる「ねばり」についてはこの斜め打ち複式電鍵の場合、打ち方で大分緩和さ

れると思います。打ち方次第ですね。


以上、斜め打ち複式電鍵についての独断・私感でしたが、要するにキーの種類はたくさんあり、

自分の好みで、自分に合ったキーで、聞きやすい符号で交信することが一番大事なことですね。

どんなキーを使うのであれ、最後は出てくる符号が一番大切だと思うからです。

(記2019.1.14)









NO5 ★★★★「回転式複式電鍵」の打感 ★★★★




回転式複式電鍵の打感について

回転式複式電鍵とは言うものの私の使っているものは、操作レバーは左右に各々5度位の振り幅

であろうか。個人的には半分程で3度位が私のフィーリングには合いそうな気がします。

ただあまりにふり幅が小さいと複式特有のあのネバリがもろに出そうですね。自分的には幅厚の

2枚式レバーで親指(根元)と人差し指(根元)の幅を広めに保ちつつ打つことによりネバリを少し

でも出さないように打っております。打感について言えば左右に振った時の圧が感じられません。

僅かでも圧(反発力)を感じながら打てれば小気味よい打感になると思うのだが、全く抵抗感が感

じられなくてフニャフニャした感じですね。これはピアノ線の張力や長さや太さ等で変わりそう

ですが磁石を使うのも一方法かと思われますね。

また回転軸の戻りについてもジワーと戻る感じでもっと反発力で瞬時に戻る動きが欲しいですね。

レバーについては赤色の2枚式で幅1.5cm程にしてますが斜め下向きに取り付けています。

レバーを往復運動ではなく回転運動にするためですが少し見栄えが良くないですね。

ベガリのキーの様な下ふくらみのレバーを取り付けると一段と打ち易く見栄えも良くなりますね。

私は手元で常時見るものなのでこの見栄えに拘ります。hi

いろいろとコメントしましたがとても癖のない使い易い電鍵ですね。出てくる符号も優しくて柔ら

かい感じの符号です。符号同様にこの電鍵は優しく柔らかにソフトタッチで操作するととても聞き

やすい女性らしい符号が送出されますね

(記2019.1.14)









NO4 ★★★★「回転式複式電鍵」と「斜め打ち複式電鍵」の詳細 ★★★★





この二つの電鍵を頂いた製作者のJE0AWP/7小林さんから

「もっと二つの電鍵の詳細が分かる画像を載せてはどうか」とご提案を頂きました。

接点部分、回転部分、弥次郎兵衛の接点部分やその作りがなるべく分かるように写真を載せました。

製作者のJE0AWP/7小林さんは考案者のJA0PX斉藤さんの原型に忠実に作成したこと、土台の木材裏面の

要所要所に穴をあけて配線が表に出ないように内部に収め見栄えが良くなるように工夫したことを強調

されておりました。実際使ってみて使い勝手、使いやすさが感じられますね。
(記2019.1.14)


(回転式複式電鍵の詳細)


(斜め打ち複式電鍵の詳細)


(製作者JE0AWP/7小林OMの工夫、土台木材裏面)










NO3 ★★★★「回転式複式電鍵」と「斜め打ち複式電鍵」との出会い★★★





そもそも私がこの「回転式複式電鍵」と「斜め打ち複式電鍵」を知ったきっかけは何時も和文でお世話

になっているローカルのJE0AWP/7の小林OMからメールで写真を見せて頂いたことからでした。

自作マニアの小林OMはたくさんの複式電鍵、回転式複式電鍵、斜め打ち複式電鍵をシャック一杯

作られており驚いたものでした。和文交信で詳しくご説明頂きましたが直接シャックをお邪魔して

ご無理を言い頂いて帰る事となったものです。

以下の写真は小林OMからメールでご紹介頂いた時の、初めて見た当初の写真です。
(記2019.1.13)











NO2 ★★★★ 「回転式複式電鍵」と「斜め打ち複式電鍵」の初感 ★★★★





2019年のお正月から使用開始した回転式複式電鍵と斜め打ち複式電鍵の試用した独断の感想を

書いたみたいと思う。先ず回転式複式電鍵ですが長年複式電鍵を愛用してきた自分にとって全く

違和感なく使えました。JA0AWP/7の小林さんから頂いた物で、頂いた後に多少の作り直しをしました。

当初レバーは2枚ものだけど密着されており、実質は厚手の一枚ものと同様でした。私は昔から幅厚の

レバーが好みで、バイブロの例の赤いレバーが私にはよくフィットします。そんな訳で取り敢えず上の

写真の様にレバーを2枚の幅厚に変更しました。これは人それぞれ好みの問題だと思います。さて、打感

ですが、今までの複式電鍵は基本的に指(腕)の左右の往復運動だと思います。しかしこの回転式複式電鍵

は構造的に往復ではなく回転運動と思われます。むしろ回転と言うよりは円弧運動と言った方が正解ですね

でも実際に使用する時はあまりこの運動の違いを意識しないで使っておりました。敢えて言うならレバーの

下の部分を意識して操作しておりました。(この点はあまり意識不要でレバー自体を下げて取り付けてお

ります)この回転式複式電鍵の基本動作は基本的に「ねじれ」を利用したものなので打感はねじれの反発力

と、ねじれの戻りの力で決まるような気がします。戻りの力はピアノ線で引っ張られたテンションに左右され

ると思われます。更に言うならば従来使用していた複式電鍵との感覚の違いは、この回転式複式電鍵の方がレバ

ーの操作運動幅を大きくする必要がありそうです。私が以前から複式電鍵を操作するときはレバーは左右

数センチ程ですが、この回転式複式電鍵はより多くの振り幅が必要な感じがしました。しかし、これも感

じ方は人それぞれかもしれませんね。

数日実際の交信で使用しましたが私には何の違和感もなく使えました。従来から複式電鍵として使用して

いたハイモンドのMK-701はこれから出番がなさそうですね。hi
(記2019.1.13)


次に、斜め打ち複式電鍵についてです。

いやー!! この電鍵にも驚きましたね!! こんな簡単な構造で複式電鍵を構成しており、シンプルが故の

打ち易さは最高ですね。構造的には鋭角の「弥次郎兵衛」の両端が接点になっておりセンターの導体部分と

弥次郎兵衛の両端部分の接点で複式電鍵の接点を構成しております。回転式複式電鍵と同時にこの斜め打ち

複式電鍵も実際の交信に使用してみましたが何の抵抗感もなく使えました。と言うよりは以前に使用していた

どの電鍵よりも打ち易い、使い易いと感じました。複式電鍵特有のあの ねばり も打ち方にもよりますが従来

の複式電鍵よりは少ないように感じます。

さて、この打ち易さはどこから来るのかを考えてみました。子供の理科の教科書ではないけれど、物の動き

には力点、支点、作用点がありますね、従来の複式電鍵は基本的に、レバー部分が力点、中央の可動固定部分

が支点、接点部分が作用点と言えますね。この考えでこの斜め打ち複式電鍵を眺めて見ると成程と思いました。

この斜め打ち複式電鍵では、力点も支点も作用点も全て同じ同一軸にありますね!! つまり自分のレバー操作の

感触がそのまま符号になるんだね! 従来の複式もバグも縦振れもいわゆる手送り電鍵は操作部の動きが接点部

に伝えられワンクッションおいて符号が送出される感じだけれど、この斜め打ち複式電鍵はワンクツションが

無く、直で自分のレバー操作が即符号になる感じがしました。私はしばらくこの斜め打ち複式電鍵を愛用して

いこうと思っております。

尚、ネーミングですが、「斜め打ち」とは弥次郎兵衛の両端の手(接点)がセンター接点に向かい斜め下に動く

からのようです。 (記2019.1.13)









NO1 ★★★★ 「回転式複式電鍵」と「斜め打ち複式電鍵」 ★★★★





私は永年電信を楽しんできましたが、電鍵の種類は一通り全て使いこなしてきました。縦て振り、

複式、バグキー、エレキー、エレバク、一応どれでも打つことが出来ます。最近はエレバグを

愛用しておりました。そんな折、いつもお世話になっているローカルの和文仲間のJE0AWP/7の

小林さんから回転式複式電鍵と斜め打ち複式電鍵のお話を頂きました。メールで写真を送って頂いたり

和文CWで詳しい説明を頂いたりしましたが、百聞は一見にしかずで小林さんのシャックにお邪魔して

現物を見せてもらいました。たくさんの自作品があり、いろいろと試し打ちをさせてもらいました。私は複式

に慣れているので違和感もなく直ぐに打つことが出来ました。回転式複式電鍵と斜め打ち複式電鍵は

JA0PXの斉藤さんの考案によるものだそうです。未だ自作者・利用者は少ないようですが、小林さんは

この二つの電鍵の普及を依頼されているとのことでした。それではという事でこの二つの電鍵を小林

さんから無理を言って頂いてきました。自宅に持ち帰りシャックにセットしましたが、回転式複式電鍵

はベアリングを使った接点用銅板の回転運動と言うより銅板の「ねじれ」により接点に接触して、またピアノ線

のテンションでねじれの戻り具合が調整されるようです。またもう一方の斜め打ち複式電鍵は本当に

シンプルな作りで、鋭角な「やじろべい」スタイルでやじろべいの左右の端を交互に操作して

符号を出します。シンプルですがとても楽に符号が出せます。思ったことですが二つの電鍵共、複式

電鍵が打てる人は直ぐに慣れると思いました。逆に言うと複式電鍵が打てない人はちょつと難しいと

思います。二つの電鍵とも私にとって初めての電鍵ですので積極的に交信で使用して多くの皆様にPR

したいと思っております。
(記2019.1.6)










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