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(記2022.5.7)
先ずは例によって写真で概要をご覧ください!!
NO1 ★★★★ 「マイクロスイッチ式タワー複式電鍵」のご紹介 ★★★★
JA0PXの斉藤OMからタワー式複式電鍵に新しい仲間が増えた旨のお知らせを頂きました。
一番のポイントは接点にマイクロスイッチを利用したタワー式複式電鍵です。構造的には2個の
マイクロスイッチを背中合わせに固定して、左右のレバーの往復運動によりスイッチを
オンオフして符号を送出します。マイクロスイツチのカチカチ音が小気味よいです。
このリズミカルなカチカチ音が符号の短点抜け防止や符号の出だしの確認になり、正確な符号、
思いを込めた符号、アクセントをつけた符号、等々の送出に役立っているように思います。
斉藤OMによれば、マイクロスイッチを使う上での注意点は接着剤が使えない事だそうです。
接着剤を使うと僅かな蒸気がモールドの中に入って接触不良を起こすのだそうです。
そのためOMよりお送り頂いた試作品は両面テープとセロテープで固定されておりました。
構造も操作もシンプルですが、各パーツの配置や固定に配慮と工夫が必要なようです。
何れにしろ簡単な構造とパーツだけなので、何度でも調整のやり直しが出来るのがいいですね。
格安のパーツのみと簡単な作りは手軽な自作にはもってこいですね。自分のお気に入りの
世界に一つだけの自作電鍵が出来上がりますね。パーツの種類や長さや間隔が自分にピッタリ
のものを自作し交信で使えるのはこの上ない喜びですね。多くの皆様にPRしていきたいと思って
おります。
繰り返しになりますがJA0PX斉藤OMにはいつも感心させられますね。日々新しい構造や新しい
素材とパーツを使った電鍵を思考されており、発想と同時に試作されるOMの行動力には脱帽ですね。
そしてその都度ご連絡を頂き、試作品までお送り頂くのは感謝に堪えません。OMに感謝です。
尚、斎藤OMからチャタリングについて指摘されています。+-の極性を変えることで軽減はされますが
端子間に0.1μFのコンデンサー挿入でほぼ問題解決だそうです。
(追記)
タワー複式電鍵も多くの種類が品揃えとなりました。
曰く、リードスイッチ式、ツマム式、画鋲式、T型式、L型式、マイクロスイッチ式、
と種類が増えてきました。目指すは、打ち易すい電鍵、自作し易い電鍵、安価で手軽な電鍵等と思います。
しかし私は究極の目的は、きれいな符号、聞きやすい符号、心のこもった符号の送出だと思うのです。
その上で自分のお気に入りの洒落た電鍵を持つことは本当に嬉しいことですね。
太刀は武士の魂と言われます。CWマンの魂は何でしょう? 言わずと知れた電鍵ですね。
電鍵も、メーカー製、自作品、縦、横、斜め、バグ、複式、エレバグ、エレキー等と多くの種類が
ありますが、どんな電鍵であれ大事なことは最終出力の符号そのものだと思います。
CWマンとして、自分の分身のような、自分の身体の一部のような、そんな電鍵で交信
出来ることは無常の喜びですね。交信とは文字通り信頼の交わりだと思います。常に相手の事を気遣う
符号の送出を心掛けたいものです。
電鍵 ! 私はそこにCWマンの魂が込められているように思うのです。
(2022.5.7記)